跡取り息子です。
当初、私は古民家を活用することを目標に動いていました。
古民家を利用して生活を潤わせようとしていたわけです。
ですが、現在は違います。
古民家を保存することを目標にしました。
現代に暮らす若者のほとんどが本物の古民家を知らないはずです。
古民家に触れる機会と言ったら、古民家カフェや古民家レストラン等。
それは現代的な技術でリノベーションされたものであり、本来の姿とは異なります。
なにより、個人的な思想として新しいものや大量生産品には心躍らず、それひとつに物語がある骨董的なものに魅力を感じます。
これまでの国全体の流れとして古い思想からの脱却を目指していたように思います。
今後の日本国は経済的に難儀な予想がされる中で、一度立ち止まり、日本国の文化に目を向けるタイミングが来るはずです。
現代人は見慣れたリノベーション古民家しか知らないため、建築当時の趣を残す古民家を見たら、一周回ってとても新しいものに見えるでしょう。
いずれ古の姿を保った古民家が若者から注目を集める...。
いや、小さな波は来ていますが、一大ムーブメントとなり押し寄せるでしょう。